生まれ変わっても、KAT-TUNを最初に好きになりたい。

 

私はこのグループを好きになったことが過去になるのかと思うと怖い。いつだって好きでいつだってかっこよかった彼らが過去の人物となるのか。私の人生の半分を一緒に失うのか。KAT-TUNが違う意味で伝説になるんじゃないか。整理しきれない頭の中を書きます。

 

KAT-TUNがデビューしたのは私が小学校3年生の時でした。テレビとかドラマとかあまり見ず外で走り回ってた私は芸能人もジャニーズもよく知らなくて、母の影響で初めてKAT-TUNを見たときは衝撃でした。カッコいい、この人カッコいい。それが赤西仁です。初めて好きになったのが仁君ってそれからの人生こっちが心配になるけど案の定心配な人生を歩んで今です。そんなことは置いといて。当時本当に無知だったため、このお兄さんたちが何者なのか知らなかったし気にもなりませんでした。ただ「歌って踊るカッコいいお兄さん」としか思ってなくて、スーパーでもぎたて果実のリップの広告?か何かの応募券を見つけて「ママー!仁君おった!」と持って帰り勉強机に仕舞ったり、ガラケーで今は懐かしいデコられた画像を保存したり。小学生の私にはそれだけで楽しかったし、学校は男の子も女の子もみんなKAT-TUNが好きだった。有閑倶楽部の放送日の翌日には給食の時間がその話で持ちきりで見てないと付いていけなかったくらい。ごくせんは小2?とかなのでみんな見てなかったかも。まぁとにかくKAT-TUNはみんなが好きなもので、小4の運動会ではReal faceを先生がKAT-TUN好きだからという理由で踊ったり。もちろんあの時代学生だった人が一度は遭遇したであろう質問、「赤西と亀梨どっちが好き?」論争は自己紹介の次くらいに聞かれた質問でした。

 

こう見ると私の中に占める赤西仁の割合ってものすごく大きかったはずなのに、脱退した時の記憶が一切ないんです。周りと一緒に嵐の波に乗ったからかもしれないけど、脱退をいつ聞いたのか、泣いたのか悲しんだのかなんとも思わなかったのか全く覚えてない。もしかしたら衝撃が大きすぎて覚えてないのかもしれない。でもいつのまにか私の好きだった人はいなくなり、あんなに好きだったKAT-TUNからは私は離れた。ちなみに聖くんが抜けたときも覚えてないです。覚えてるのは一番最近の仁君が事務所を辞めた時のこと。それしかないけど、もう二度と亀や他のメンバーの隣で笑うことはないんだ、希望さえも持てなくなるんだと毎日泣いた。今は辞めて自分で事務所を立ち上げた仁君が好きだから悪いことばかりじゃないと思うけど、やっぱり私の好きだった6人が一緒にいるところはもう見れないと思うと今でも悲しい。

 

いつの間にか4人になってたKAT-TUNは、このまま運命を共にすると思ってた。グループって呼べるのは4人いるだろうっていう概念もあったし、3人になる理由なんかないと思ってたから。前二人のように予兆というか、尖り過ぎた個性もなく円満な家庭のように見えてたから。わたしには田口君がKAT-TUNのことを世界で一番好きで、田口君が一番ファンからもメンバーからも愛されてるように見えてたから。一昨日からずっとDVD見てるけど「break the record」の「wilds of my heart」で走ってる田口君みて仁君が歌詞変えるところとか、中丸君も歌詞変えるところとか、亀ちゃんが「よく体力あるな」って言うところとか、上田くんと田口君が抱き合うところとか、聖くんが笑って見てるところとか、全部全部愛されてるなぁって思って涙が止まらなくなる。なんでこんな世界一カッコよくて楽しそうで笑ってる6人がたった3年くらいしかデビューから一緒にいなかったんだろう、理由はわかってるし頭ではもうそんなこと言うつもりないのにどうしても聞きたくなるんです。欲を言うならもっとこの6人を見ていたかったのにって。私があの頃もっと大人だったら、せめて高校生だったら会いに行ったのにって。後悔だけが残ってるから。大学生になった今、後悔しないためにいろんなライブに行ってた矢先だったのに。ねぇ田口君。私今年こそ京セラで年越すつもりだったよ。初めてKAT-TUNに会えるんだって思ってたよ。そこに疑いなんて持ってなかったし、もし年越じゃなくても会いたいと思ってたよ。KAT-TUNKAT-TUNとして守ってきたものがあるなら見たいって思ってた。それももう、叶わないんだね。

 

正直あなたがこれからどう過ごすかなんて知りたくない。でももう表舞台に立つことはないでしょう?私は、KAT-TUNを捨てたなんて言われてるあなたを見たくないから。私たちの記憶に、いつも笑ってて愛されてた田口君だけが残って欲しいから。だからお願いです。残された3人が前を向いて歩けるように、たとえ春からKAT-TUNが過去になるとしても、彼らが心から笑顔を見せれるようにしてください。それだけが、今言いたいことです。

 

私は生まれ変わっても最初に好きになるのがKAT-TUNでありたい。できるならどれだけ無理をしてでも好きな人には会いに行けと言いたい。残酷でもこうなることを教えてあげたい。言いだしたらキリがないけれど、これ以上泣きたくなんてないから。